Swiftで軽量データベースRealmを使用するにはCarhage(カーセージ)のインストールが必要です。
そこで、Carthageをインストールしてみたので覚え書きとして手順を残しておきます。
2018/07/31追記
RealmはCocoaPodsでもインストールが可能です。
「[Tips] CocoaPodsによるRealmのインストール」の記事を追加しましたので、そちらも参照ください。
1.Carthageのインストール
はじめに https://github.com/Carthage/Carthage/releases にアクセスします。
Charthageのpkgファイルがあるので、ダウンロードして実行します。
2.Cartfileの作成
目的のライブラリをインストールするには、はじめにCartfileと呼ばれるファイルを作成する必要があります。
terminal.appを開いて、プロジェクトフォルダへ移動し以下のコマンドを実行します。
touch Cartfile
すると、以下のようにCartfileが作成されます。
Realmのインストール
次に作成したCartfileを編集して、Realmをインストールする準備をします。
Cartfileは以下のように編集します。
github "realm/realm-cocoa"
続いて、terminal.appでプロジェクトのディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。
carthage update
成功すると、プロジェクトフォルダ配下に以下のファイルが作成されます。
- Cartfile.resolved
- Cartage/Build
プロジェクの設定
続いてプロジェクトを開いてRealmを使用できるように設定をしていきます。
はじめに、プロジェクトナビゲータでプロジェクトを選択したら、「Build Phases」を選択して、左側にある[+]ボタンをクリックします。メニューが表示されるので
Run Scriptの欄に以下を追加します。
/usr/local/bin/carthage copy-frameworks
Input Filesに以下を追加します。
$(SRCROOT)/Carthage/Build/iOS/Realm.framework $(SRCROOT)/Carthage/Build/iOS/RealmSwift.framework
次に「General」タブを選択して、「Linked Frameworks Libraries」の中にある[+]ボタンをクリックします。
ライブラリの選択画面になるので、[Add Others]ボタンをクリックして以下の2つのファイルを追加します。
- Carthage/Build/(対象デバイス)/RealmSwift.framework
- Carthage/Build/(対象デバイス)/Realm.framework
以上でライブラリの追加が完了です。
あとは、Realmを使用したいファイル内で以下を記述して使用します。
import RealmSwift
コメント
[…] 過去記事にてCarthageによるRealmの導入方法について説明しました。 […]
[…] Realmのインストールについては、過去の記事「CarthageとRealmのインストール」を参照してください。 […]